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サムシンインザウォーター恒例の死を考えてみちゃおっかなシリーズ   

どんどん軽くなるなおい





残酷だな

愛する人が死んでしまうということは残酷だとつくづく思う


愛していたその姿形がいなくなった から残酷なのか

なんだ残酷って



愛する対象が死んでしまってこの世からいなくなったのは

本当にあっち側の一方的な事象なだけであって

死んでしまったっていう事象は当事者(ここではプリンス)にとっては

まったく痛くも痒くもないわけ


もしかしたら死んでしまう瞬間も

死んでしまって数秒後も数分後も数年後も 彼にとってはまるで無痛の無感覚な状態だ

無 なんだもの


では残酷とはなんぞや



プリンスは世界的スターで彼を愛している人は世界にたんといて

その人たち一人一人には一人一人の人生や生活や性格がある

年齢も性別も国籍も違えば 思想も宗教も学力も知力も財力もほんとうに様々だ

そんな何百万人 何千万人(どれだけいるかしらんけど)のそれぞれの人たちの人生を支えつかさどっていたプリンス



ある誰かにとってはつかさどる期間はたった十代のときだけだったかもしれない

ある誰かにとってはたった一曲しかピピーンとこなかったかもしれない

ある誰かにとってはその死をきっかけにドンズバにハマったって人もいるかもしれない

ある誰かにとっては生死をかけたものだったかもしれないし

自分の一生 自分の命をかけた人がいるかもしれない


重量 質量 期間のちがい 様々な違いの思いの中でプリンスはいて

それらの人々のそれぞれの瞬間を彩っていたのだ


そんなむちゃくちゃバラエティに富んだ豊かに輝いていたそれぞれのプリンスへの思いが

宙ぶらりんになった



それは こちらのタイミングとかまったく無視してぶった切ってきた

死は残酷だ




この取り残された質量も重量もまるで違うそれぞれの思い 愛が

これからどうしたらいいんだとさまよっている

重かろうが軽かろうがおかまいなしに ほっぽり出された




プリンスを急に失って

それでもどうしようもなく継続するもの

どうしようもなく終わらすもの

生きる意味を見失うもの

生きる意味を見出すもの


百人いたら百人違う 発露の仕方


その有りようが 残酷だなあと思う



この有りようは本来 美しい と思うべき場面だろうし

エスむらはそう思いたい人間なはずだけれど

それはやっぱり無理だと思うんだ



プリンスの死

そこから引き起こされる無情さを

それでも美しい

と思うには エスむらはあまりにもプリンスの死が苦しいし辛い




まだまだ時間が足りない

まだまだ考えが足りない

まだまだ人生経験が足りない

足りない足りない いつか満たされるかというとそんな気もしないくらい

きっとずっと飢えたまま 苦しいまま



だから 美しいとは思えずに

なんて残酷なんだろう

ってこの景色を見渡している



死んでしまったプリンスが残酷さを引き起こしてるんじゃなくて

残されたこちら側の気持ちたちが残酷さを際立たせる



この残酷さは改められない

思いなおせない

無理して笑顔になんかなれない



残酷=凄惨でむごたらしい

のではない


なんというか ただただ残酷だなあ と眺めている





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