感動させようとかしてへん

畳み掛ける怒涛の羽生結弦カテゴリー
羽生結弦さんは感動させへん
感動させようとしてへん
いやいやいやいやめちゃくちゃ感動させられたし感動させるし
なにをゆうとんねんエスむらさん
てなるところだろうが
ちゃうと思った
彼の演技が結果恐ろしいほどの感動を人々に与えたとしても
演出としてのお涙頂戴の感動は 彼は安易に与えてはいないねんな と思った
感動はする
しかし
感動させよう とはしてへん
例えば
スポーツ界に限らず 音楽だろうが演劇だろうがなんだろうが
感動するような演技や表情や演出 口をつく言葉
無意識にしろ そういうのってあるよなあ
TVなんかでなあ見るよなあ
それは番組の制作側にもその意図があるだろうし
本人の思わぬところもあるかもしらんが
羽生さんのいるシーンはどっちかというと演劇的な派手さがあるやんか
彼が ではない 彼のいるシーンが である
煌びやかな衣装にドラマチックな音楽とストーリー性ある構成のなかで「演じる」という競技 フィギュアスケート
スポーツの面と表現の面が同時にある世界
だから余計に慎重なんだと思う
自分にも世界観にもおぼれず いちアスリートであろうとする姿勢を崩さずにいるには
クールさを保とうとする冷静さと知性が必要だ
それにしても
羽生結弦さんのそれは 突き放すくらい感動させへんようにしてはるなと思った
演技に埋没はしても(表現者やからね) 自分に酔いはしないように
あえて なのか 本来的なのか 彼は易々と安易な感動なんかさせんようにしてはるんちゃうか と
わかりやすく感動を与えようと思ったら
まず引退時にもっと大々的なイベントするで?
物事が過ぎ去った後に ああ あれが最後やったんか?と思わすような そんな勿体無いなく感じるような幕引き
外から求められたからというのと あとケジメとか律儀とかでインタビューなどの席は設けたのだろうけど
引退試合とか引退演技とか わざわざ目を引くようなことはしてなかった記憶です
いわゆる一般的な人(私だ)みたいなのがおそらくそういった感想だと思う
しれっと引退しはったな という印象
見える規模も結果も特大だからド派手に見えるけど
やってることはほとほと控えめなのだ
わかりやすく言えばチケット代とか日程とか会場の解放の仕方とか やることの重大さ規模の大きさにくらべ控えめな発言とか
金メダル連覇の覇者である彼ほどの人であれば
もう少しおごった形になってもなんつうか周りもしょうがねえなとなるかもしれんけど
彼は一般庶民の感覚を無事に失わずお持ちであったのだ
ちゃんと普通の感覚を持った 異常な才能の人←
これ プロローグ前から書き始めた内容なんだ
本物を見る前からそう思ってたってこと
で
本物を見て確信したんだ
センチメンタリズムから程遠いんちゃうかって
じゃないと
息苦しくて観る方も演る方も疲れてしまう
素材の味がすごいのに 味濃くしてどないすんねん 的な?(また訳のわからんことを)
まあまた出させてもらいますが
プリンスもそうやったからね
驚くくらい引いたとことから見渡してコントロールしてた
音楽への情熱はそのままにね
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